香水ときどき紅茶ブログ

10年以上の紅茶マニアが香水にもハマりました。マニアックな記事が多いです

ズーロジスト(Zoologist)の香水34種類をレビューしてみた

こんにちは!紅茶と香水マニアのみみはなです。

 

2020年6月から紅茶だけでなく香水にもはまっています。

 

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※2023年1月16日レビュー編集・追記

※2024/2/14追記


BAT  コウモリ
野生動物のワイルドな生き様が染み込んだ洞窟と湿った土の香りコウモリすぎてびっくりした。野生的ですごくコウモリの香り

 

BEAVER  ビーバー
リンデンから始まり軽やかなムスクへ行くと思いきや、そこそこアニマリックなカストリウムのような香りへ。水生野草系から心地良いウッディな香りに変化する。トップからラストの香りの変貌が見事な振り幅

★★★★★


BEE  ハチ
はちみつ、バニラ、オレンジフラワーが甘くて美味しい香り。ずっと嗅いでもぞもぞしていたい良いクセがある。

★★★★★

 

CAMEL  ラク
まさしく灼熱の砂漠のようなどしっとした香り。フランキンセンスやアンバー、ウッドが際立ち、とてもセクシー。底にはラクダらしいアニマリックな存在感がある。これ、元の香料が高そうに感じる

★★★


CHAMELEON  カメレオン
ベルガモットやマンゴーのフルーティーさから始まりジャスミンなどの甘みも出てきて、ラストも爽やかに香る。終始、カラフルな香りで、活気がある。トロピカルな色彩を香りで表すとこういう感じなのかなぁと面白い香り。忙しい香り。

★★★★


CIVET  ジャコウネコ
スパイス系のトップ立ち。花々が混ざり合い、ラストに移るにつれてシベット特有の豚舎みたいな香りが重いラブダナムやバニラ、インセンス系を支えている。ラクダに次ぐくらい官能的。

★★★

 

DODO ドードー
一瞬ライチやラズベリーの甘さがある。すぐにコウモリのような動物感が際立ってくる。すごく動物感あふれる。何日も掃除をしていない鳥小屋の寝床に染み付いたような匂い。※リニューアルバージョンはこのアニマリック感はだいぶ薄らぎました。


DRAGONFLY  トンボ
ピオニーが際立つ。花々やレインウォーターの水々しいトップ。そしてアイリスも現れてアニマリックに急変せずに蓮やライス、ヘリオトロープのパウダリー感も出てくる。雨上がりの虹が出た空を彷彿とさせる。

★★★★

 

ELEPHANT  ゾウ
リーフィーなトップ立ち。ココナッツ、ミルクも優しく香る。爽やかに明るくて水辺の森林のよう。アニマリック感が弱め。葉っぱとココア、ココナッツが結構長く続く。ダージリンティーの繊細な紅茶感もある。

★★★


HUMMINGBIRD  ハチドリ
色とりどりのフルーティーフローラルな香り。ハニーの甘さが前面に来る。
ライラックやピオニーなどのフラワリー感満載。華やかな甘さだが、爽快感もあり、とても明るい香調。ベースも軽やかでズーロジストの中なら万人受けしそう

★★★★

 

HYRAX  ハイラックス
柔らかいスパイシーローズなトップ立ち。次いで、アンバー、ベンゾイン、ムスクの香りがもわっとし、石の香りもする。パチョリの存在も出てくる。灼熱の石の表現が見事。暑くて乾燥した地の石を彷彿とさせる。

★★★

 

KOALA  コアラ
ユーカリとハニーの爽快感のある甘いトップ立ち。ほんのり紅茶感もある。オークモスとスパイスが絡み合って神秘的。濃い緑色の森へ刺す太陽光で彩られた葉っぱが思い浮かんだ。

★★★

 

MACAQUE  ニホンザル
アップル、イラン、ジャスミンティーがパッと香るトップ。杉の葉がくっきりと香る。幻想的で和のグリーン。和室から漂っても違和感がさほどない。日本の深い森林のような香りだけれども独特のクセが、あるので人を選びそう。

★★★

 

MOTH  蛾
暗いスパイスがグッと立つトップで、たちまち幻想的なアンティーク調の部屋の花瓶に入れてある花々のような控えめだけども妖艶な香り。魅惑的でスモーキーさもある。黒い靄がかかった妖艶的なフローラルスパイシーな香り。

★★★

 

NIGHTINGALE  ウグイス
トップから甘いスミレとローズが鮮やかに香る。斬新なタイプのシプレかな?トップのフレッシュな甘さからアンバー感と、長く続く梅の花のような香りがとても可愛らしい。時間が経っても品のある酸味とともにピンク色のフローラルな香りが続く。

★★★

 

PANDA  パンダ

クセのあるトップ香。ブルガリのアクアなどのようなマリン系香水のような独特のクセ。すぐさまアニマリックな香りが顔を出す。ラクダに次ぐくらいアニマリック。苔や竹林や湿った土が混ざったようなベースの香り。動物らしい香りが6〜7割を占めているように感じた。グリーンフルーティーでアニマリック。

 

RHINOCEROS  サイ
柑橘香のようなエレミとラムが溶け合ったトップで、すぐにタバコや深い森林系のグリーンな香りへ移り、どっしりとした重厚感のあるレザーが軸でスモーキーな香りへと落ち着く。面白いストーリー性の香水に感じた。終始、雄雄しくて、些細なことでは動じない芯の通った印象を受けた。組織のボス、またはゲームのラスボス感満載な香り。※リニューアル版はレザーの香りはマイルドになっています。

★★★

 

SLOTH  ナマケモノ
バイオレットリーフなど始めに甘く香ってクミンのスパイシー感、ビーズワックスのコク、アニスのクセがどれも個性が強くて、賑やかな熱帯のジャングルが頭に浮かんだ。バニラとトンカがベースにあるから嗅ぎやすいかと思いきや、きのことオークモスの個性が増して、ジャングルの生き物が集まって騒いでいるような香り。ワキガのような匂い「クミン」がずっと目立つ。

 

SQUID  イカ
海の塩とイカが吐き出す墨の香りがトップに立ち、ハマる人はすごくハマりそうな香り。しょっぱい「リアル海系香水」ならこちらは最高。※これと同じくオルトパリージのメガマーレも素晴らしいです。

インクアコードとソルティーアコードが見事に海の潮っぽさを表現している。深海を味わうならこれ

★★★★★

 

TYRANNOSAURUS  ティラノサウルス
雄雄しい苦さが全面にくる。始めから終わりまで一貫して「燃えている」匂い。ウッディともスモーキーとも異なり、木やタールを燃やしている最中の火の匂い。ケイドの存在感が強いからかと感じた。

 

追記:2021/5/9

 

Musk Deer ジャコウジカ

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カルダモンがきいたトップ立ち。ジャスミンやパチョリの存在も感じ取れる。ラストのウードやサンダルウッドもズーシリーズの中では軽め。動物感あまりないかも?

★★★

 

Snowy Owl

白ふくろ

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ミントとスズランがふわっと香ってから樹脂やムスクへ落ち着く。寒空の中の雪景色を感じさせる香り。氷の印象も強い。

ズーロジストらしいアニマリック感が無くスッキリと香り終えるので、これは使いやすい。色で例えると白とペールブルー。

★★★★★

 

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Chipmunk  シマリス

 

甘いカリンと同時にスパイシーなトップ立ち。スパイスが際立っている。ヘーゼルナッツのコクと重厚感のあるウッディな香りへと移る。この可愛らしい絵とは打って変わって、暖炉の前で葉巻を手にした壮年男性が思い浮かんだ。

★★★

 

 

Dragonfly トンボ エディション 2021

 

かすかなグレープフルーツとバジルのトップ立ちにお米系のパウダリー感が全面に来る。睡蓮系の水生植物が穏やかな雨上がりの香りとも良く溶け合っている。同ブランド「Zoologist」のSquid担当のセリーヌさんの調香。スクイッド同様にトンボが暮らす環境描写が巧み。

★★★

 

Macaque Yuzu edition ニホンザル ユズ

甘めのゆずのトップ立ち。マンダリンの甘さも加えられている。すぐさまヒノキなどのウッド系の香りに移るが、バルサミックな甘さもある。時間が経つにつれてオークモスの深いグリーンな香りも感じ取れる。そして、ズーロジストらしい猿のアニマリックな部分も顔を覗かせる。

★★★

 

 

Seahorse タツノオトシゴ

 

一瞬、フェンネルの癖はあるが、晴れやかな珊瑚礁がある浅瀬が思い浮かぶ軽やかな香り。タツノオトシゴを見事に描写していて各ノート、とても調和が取れているように感じる。だがクセがやはり強い。ライス系の粉っぽさもある。

★★★

 

 

Cow 牛

ほんのりクセのあるセージと強めのアップルのトップ立ち。ミルク感はわずか。アップルはエステルだから飛びが早い。その後にヘリオトロープのパウダリー感が出る。牛はりんごを食べるのだろうか。ヘリオトロープは牛に何の関係があるのか。これはアップルヘリオトロープほんのりミルク系香水。飛ぶのが早い。ズーロジストならではのアニマリックさや生態描写、持続性を期待していると少し落胆。しかし、とっつきやすい香りですよ。

★★★

 

 

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Sacred Scarab フンコロガシ  2022

トップからくっきりとアルデヒドとシベットが妖艶で力強く香る。ワインアコードとプラムあたりが軸になっているかな?そしてベースがどしっと重厚感が感じられる。

キャメルやハイラックス、シベットに近い系統。キャメルは複雑な甘みのあるオリエンタル。ハイラックスは灼熱の石を彷彿させるオリエンタル。シベットはシンプルなオリエンタル。

このフンコロガシはアルデヒドがトップからくっきりと香り立つオリエンタル。だが、ズーロジスト特有のアニマリック感が淡いので比較的嗅ぎやすいと思った。

★★★

 

 

Cockatiel オカメインコ 2022

トップからドライダウンにかけてカシュメランと黄色味がかったパウダリーな香りが広がる。甘すぎずに爽やか。シャンパン、ラズベリールバーブなどの各ノートが主張するのではなく、全体的にまとまっている。タツノオトシゴのように全体的な嗅覚描写が素晴らしい。ふかふかの可愛らしいオカメインコの羽毛と可愛らしい生き物を彷彿させる。

★★★

 

Cardinal ショウジョウコウカンチョウ 

渋めのグリーンで複雑なトップ立ち。ローズとバニラの甘さがあると思いきや一貫してダンディな香り。グリーンで少しハーバルそしてアーシーな香りの中にレザーがチラつく。フゼア調ほどのメンズ感ではないが趣のある粋な老紳士を彷彿させる

★★

 


Harvest Mouse カヤネズミ

ほんのりとダバナ様の甘みのあるトップ立ち。柔らかい麦畑を彷彿させる干し草やビール抽出物、ベンゾイン、バニラ、サンダルウッドあたりが特に感じ取れた。黄金色の晴れた、やや乾燥した空の元に広がる麦畑のよう。カモミールの優しい甘さとダバナが溶け合っている。麦畑の中にほろ苦いビールが見え隠れするような香り。グルマンではないかな。

★★★

 

 

Tiger トラ

トップは金柑の甘みのある柑橘香と強いスパイス香が混ざり合っている。8割方スパイシー。ジャスミンはあくまで軸でインセンスがすぐに顔を出し長く続く。続々とベチバーとエボニーウッドの太いウッディな香りへ移っていき、パピルスの柔らかな香りもありつつ、スモーキーなベチバーの香りへ落ち着く。暗闇の表現はよく出来ていると思う

★★★

 

Dodo Jackfruit edition ドードー 2023

ジャックフルーツのカラフルでフルーティなトップ立ち。そこにベルガモットやペッパーも少し溶け合っている。そしてラベンダー、ゼラニウム、トンカがメインのフゼア調へと移る。

旧処方ドードーの動物感はなし。ジャックフルーツ特有の「いろんな果物を集めたような香り」にはそこまで近くはないがカラフルで色とりどりのアコードがとても綺麗。

ジャックフルーツはタイ食材店などで缶詰や冷凍、フリーズドライでよく売られているのでぜひご賞味ください。東南アジアやインド、スリランカに旅行される方はぜひ現地で巨大なジャックフルーツをご賞味ください。

★★★

 

 

 

Penguin ペンギン

ジュニパーベリーと冷たい香りが入り混じった綺麗なトップは秒で消える。そして海辺の生き物の香りになる。トップの寒さの要素の1つとしてオゾン系もあるように感じる。一瞬、寒さを表すのにメントール系もあるかと過ったがなさそう。

スパイシーな側面はあまり感じられず、海藻とスエードが合わさりマリンアニマリックな主張が強い。システabsは冷たい系のアコードによく出てくる気がします。けれど冷たいのはトップのみで、ミドル以降はペンギンと知らされなければ特段冷たい香りというわけでもない。

曇り空の漁港のおじさんのような香り。

★★★

 

 

Rabbit うさぎ

 

 

 

 

 

●ズーロジストにもし、あったら即買いな香水


・イルカ(SQUIDに似ていてマリン系少しフローラル)

・フラミンゴ(ピンクペッパーやビオレ、ピオニー→華やかなムスクに落ち着く)

・フクロウ(木々の香り)→白フクロウ発売済

オオアリクイ(野生的)

オポッサム(北米版タヌキ的な生き物。フレンドリーな香り)

 

●その他のズーロジスト情報

 

※2024年冬に発売のペンギンの次はうさぎという情報がありますが、イースターあたりの春頃に発売予定のようです。

2024年夏の発売だそうです。ズーロジスト創始者のビクター氏によると、2024年はうさぎとペンギンの他にもう1つリリース予定とのことです。(2024/1/30)

 

順にペンギン→うさぎ→King Cobra(キングコブラ)→”orchid mantis(ハナカマキリ)が発売予定です。

 

キングコブラの香り構成

トップ:プチグレン、マンダリン、フィグリーフ、カンファー、ポメロ、大麻アコード
ミドル:ブラックティー、クミン、レザー、土アコード
ベース:インセンス、アンバー、モス、パチョリ、ベチバー
 
※キングコブラは砂漠とレザーにすごく雄雄しい香りのようです。
 
 
ハナカマキリの香りの構成
 
トップ:ベルガモット、レモン、デューウィーグリーンアコード、ペア、バジル
ミドル:ピンクオーキッド、月下美人、イランイラン、ジャスミンabs、ローズabs
ベース:パチョリ、ベチバー、モス、サンダルウッド、ムスク
 
 

※ハナカマキリは2025年リリース予定でパウダリーフローラルです。

 

 

 

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トップ: 葉物野菜アコード、シナモン、ベルガモット、アップル

ミドル: クローバーアコード、人参、ジャスミンabs、スミレ

ベース: パチョリ、ムスク、干し草、ホワイトアーモンド、バニラ、ビスケットアコード

 

うさぎが焼いたキャロットケーキのような香りなのなぁと想像しています。

 

 

余談:

ズーロジストの創始者ビクター氏によると「寒さを表す系統の香水」は白フクロウ、ムスクディア、そして2024年発売予定のペンギンで完結するようです。

 

 

ご覧くださり、ありがとうございました。

 

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