こんにちは、香りマニアのみみはな、こと、あかりです。
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今回はサンタマリアノヴェッラ(Santa Maria Novella)から登場する初のオードパルファム(通常ラインよりも賦香率の高い香水)4種のレビューを書きます。
- L'Iris アイリス
パウダリーな香りの奥にかすかなグリーンや花びらの水を含んだ香りもあり、肌乗せするとアイリスの粉っぽい香りが優しく落ち着き、肌に馴染むかすかな甘さが出る。
以前に都内某店舗のベテラン店員さんにこちらの香りがどんなものか尋ねた際には「アイリスの香料ではなく、フローラルな香り。花々が集まったフローラルな香り。」と教えていただきましたが、ちょっと違うように感じます。この価格帯でこの平面的な香りなら、ゲランやフレデリックマルなどで良いような気もします。
パウダリーとムスキーが強めのフローラルといったところでしょうか。
- Magnolia マグノリア
しっかりとしたフローラルの甘さがある。トップからラストまで大きな変化はあまりないが人によって香りが大きく変わりそうとも感じた。木蓮は日本とヨーロッパで香りがやや異なるが、こちらの香水はどちらの花そのものとも異なった香り。そして嫌味のないほのかな酸味とも溶け合っている。ベンジルアセテート系の特徴的なケミカルな香りの存在感が強いのか…。花の中央部分の蜜のような香りとも共存している。
- Gelsomino ジェルソミーノ
グリーン感のある甘みが弱いジャスミンの香りで、野菜のような雰囲気も感じ取れる。肌乗せするとインドール系の香料が放つジャスミンの深みも出てくる。数あるジャスミン系香水の中でも甘くないジャスミンは数少ないのでおもしろい。
- Bizzarria ビザッリア
シンプルでビターな柑橘の香りでとっつきやすい。ネロリが強めに香り、ティムールペッパーやジンジャーのスパイシーな香りととも綺麗に調和していてユニセックスな香り。
今回の4種は全体的に既存ラインよりは濃度が濃いめの香りを想像していましたが、どれもフレッシュで軽やかで、持続時間は期待より長くはありませんでした。薄らとした香調の印象です。
50mlで28,600円、100mlで41,800円という価格帯なので、あくまで個人的な嗜好ですがアイリスであればパルファンサトリのワサンボンまたはフレデリックマルのアイリス、柑橘であればサンタマリアノヴェッラのアックアデッラレジーナあたりで良いかなぁと感じました。
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