香水ときどき紅茶ブログ

10年以上の紅茶マニアが香水にもハマりました。マニアックな記事が多いです

ナーゾマットNasomattoの香水レビュー

こんにちは!紅茶愛好家で香水マニアのみみはなです。

今回はオランダ発のニッチフレグランス「Nasomatto-ナーゾマット-」の香りのレビューをしていきます。

購入元はノーズショップ新宿店さんです。 ニッチフレグランスのセレクトショップ「ノーズショップ」さんは新宿、池袋、渋谷、銀座、横浜、大阪に店舗を構えており、オンラインショップもあります。

香りが好きな方にはとっておきの楽しい時間を過ごせるお店です。

では、ナーゾマットの香水のレビューをしていきます。ナーゾマットのコンセプトは「知性を宿した香水」 調香師はアレッサンドロ・グアルティエーリ氏(Alessandro Gualtieri)

①シルバームスク 説明文は「誰の心にも宿るスーパーヒーローの香り。ムスクは水銀のように軽やかに舞台上を流れ、その昔思い描いた夢や幻想を具現化する。それはなりたかった自分をたぐりよせる。」 30ml 1万7000円

レビュー:ムスキーでパウダリー。クリーンでかすかにほんのりグリーン。すごく繊細な調香に感じる。二ヶ月間、脳にこの香りが漂った末での購入。ラストのムスクなど、複雑だけれども繊細に絡み合う香り。色で表現すれば透明。柑橘がかすかに香りつつ、「透明さ」が徐々に湿っていく印象。

②怪盗ファントマ

説明文は「覆面怪盗ファントマス。彼は犯罪の天才。怪人、魔人、といった異名を持ち、恐怖の支配者、犯罪王、捕まえられぬ者などとも呼ばれる。変幻自在で正体不明の悪名高きトリックスター。」 30ml 1万7000円

レビュー:プラスチックのほんのり甘いスモーキーさがある。オゾニックでアクアティック、ゴムのような香りもあればフレッシュで大地を思わせるような側面もあり、まさにとらえどころがないのに胸を掴むくせのある香り。微弱に柑橘の要素もある。無機質な時計仕掛けの灰色人間みたいな印象。色で例えたらシルバーに近い灰色。

③ブラマージュ

説明文は「失敗の産物。判断ミスと不注意によってもたらされた愚かで不幸な香り。だが、偉大な発明とアートが過ちによって生み出されたように、すべての失敗は進歩への扉への鍵である。」 30ml 1万7000円

レビュー:紫色のレザーがじわ〜と広がり、奥深いスモーキーさがある。パウダリーな甘さもある。ウッディでムスクのような香りだが、色っぽさもあり、紫色のドレスに似合いそう。これとは対照的に鼻に抜ける繊細なムスクと共存しているのが不思議で素晴らしい。

他にもラインナップはありますが、私が所持している香水は前述のものになります。

 

※2021年8月4日追記

④ナルコティックV

説明文と価格はノーズショップさんの公式をご覧ください。

ナルコティック V|魅惑のヴィーナスnoseshop.jp

レビュー:ナーゾマットというブランドは香料が完全非公開なのですが、これはチュベローズとわかりやすいです。 チュベローズ好きのためのチュベローズによる香水という、チュベローズをくっきりとがっつりと香り感じ取るにはこちらが一択でおすすめです。 これ以上に大胆でモダンなチュベローズ系香水に出会ってみたいです。

⑤ブラックアフガノ

ブラックアフガノ|吸う吐く至福noseshop.jp

レビュー:日本で非合法の○麻を再現した香りのようです。私には香りと色や、他の五感との共感覚があるのですが、この香りは黒いモヤがかかった霧のようなトップ立ちに感じます。 ウードや木の幹が燃えた後のようなスモーキーさや、枯れたタバコの葉やそのほか乾燥してしまった葉っぱ系が混ざり合った香りに感じます。嗅ぎ慣れるとくせになる、まさしく○麻ですね。 カカオっぽさも感じるのは気のせいですかね。

⑥バラオンダ

バラオンダ|バラオンダnoseshop.jp

レビュー:妖艶で官能的で嗅いだだけって酔い痴れてしまうような香り。ウィスキーの香りと微弱にバランスが取れた花々(ローズやピンク色の花々)とスパイスが混ざり合っているように感じました。 酒が染み付いた樽、ウッディと形容して良いのか…。 「官能的な香水」とはウード、サンダルウッド、ムスク、シベット、アンバーグリス、アンバー、スパイスなどオリエンタルな香料で表現されることが少なからず見かけますが、酒系の官能的な香水はこれが唯一無二に感じます。

引き続き、マニアックな記事を発信していきます!