こんにちは、みみはなです。
伊勢丹で催される香水のイベント"サロンドパルファン"にてパルファンサトリの香りを知り、儚くも細やかで美しい香調に魅了されました。
サロンドパルファン(サロパ)に出店している様々な香水ブースの中でも一際輝いたオーラを放っていて、こちらのブースだけ別次元に感じた方は私だけではないはず…!
そこで、パルファンサトリの17種類の香水を嗅いだのでレビューをしていきます。
レビューはあくまで主観によるものなので、万人の感じ方には当てはまりません。こちらをご了承の上、お読みください。
- ひょうげ
グリーンなトップ立ち。次第に深みのあるビターグリーンな香りへ移っていく。そして抹茶の深みのある香りが続く。ほのかな甘味があり美味しそうな一面もあると感じた。
- ワサンボン
優しいレモンのトップでミモザやアーモンド、美味しい砂糖の香りが広がる。グルマンが苦手な自分でもこちらの香りは心地よく感じる。アイリスがベースに多く使用されており自然な甘さが綺麗。
キンモクセイの香り。あらゆるキンモクセイ香水があるが舞妓夢コロンと同じくらいこちらの香水が最も再現性が高いと思う。キンモクセイ香水を探し求めている方にはこちらをおすすめします。
- 合歓 Nemu
ほのかなライチとジンジャーのトップ立ち。次第に滑らかなアイリスとフローラルな香りも出てきて可愛らしさのある優しいラストへ移る。
- 睡蓮
ユーカリのキリッとしたトップ立ち。洋梨とも共存している。ローズやジャスミンがみずみずしくて水辺の花を連想させる。
- ハナヒラク
メロンの瓜系の香りとほんのりガルバナム、クリーミーな要素、肉厚なホワイトフローラルが融合して丸みのある大きめの花の蕾を彷彿とさせる。そこから蕾が開き、花が咲くように香りも展開していく面白い香り。ラストノートの焦がし醤油は唯一無二の香り。
- 紫の上
スミレとローズの存在感が際立ち、サンダルウッドとインセンスがお寺の香りを彷彿とさせる。幼少期に嗅いだ化粧水の香りなのかすごくノスタルジーを感じた。これはこれで今後付けたいというときが来ると思う。
- ノビヤカ
品のある甘いトップ立ち。トップにダバナが含まれていて、本来ならば自分はあまりダバナが得意ではないけれども、こちらのトップは心地よく感じた。そして細やかなフルーティスパイシーな香りが続き、ムスキーにドライダウン。
- 桜
少しツーンとしたシソのトップ。繊細なフローラルやお寺のような和のウッディな香りもあり、ラストは品のあるパウダリーに落ち着く。とても繊細で洗練された桜の創香で感動。
- シルクイリス
レモンやエレミなどの繊細な柑橘のトップ立ちにスミレの上品な甘さを感じさせつつ、滑らかなサンダルウッドとアイリスの香りに落ち着く。ラストの香りがワサンボンに似ている。
- イリスオム
アイリスの香りの縁にカルダモンのスパイシーさがあり、乾いたアンバーの深みがある。
- Mother Road 66
ベルガモットやラベンダー、ローズマリーが爽やかに香る。古典的な石鹸のような香り。サンタマリアノヴェッラのアックアデッラレジーナや4711のコロン系の系統。
- 紺白
レモンの白い香りとチョコレートや蜂蜜が織りなす紺色の香り。綺麗に共存しているのが不思議。紺と白という色を香りに表現するところが面白い。
メンズ系の紳士的な香り。ラベンダーやサイプレスやパチョリが個人的にはフゼア系に感じた。
- 苔清水
すごく軽やかで透明な香り。明るい森林系のグリーンでフレッシュな要素が強い。普段から強い香りを好む方にとっては香りを感じとりずらいかもしれないくらい儚い。
- 夜の梅
トップから梅とアプリコットの香りが綺麗にラストまで長く続く。ロウバイの生花の香りに似ている。武蔵野ワークスにロウバイの香りがあるが、そちらよりも深みを増した香り。
- サトリ
伽羅の香り。ウードにはさまざまな香りがあるが、こちらは沈香木の中でも最高品質と言われる伽羅の香りを身に纏える逸品。香木での香り立ちを香水で忠実に、かつ美しく再現している。
以上、パルファンサトリの香りのレビューでした。ブランド全体の共通点として挙げられるのは、繊細で儚い美しさがあり、周囲との調和をもたらし、気高いといった印象です。
皆さまの参考になれば幸いです。
本日はここまで。
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