TWGの商品をいくつかチョイスして飲んでみたので、感想を羅列します。
茶の淹れ方
※茶葉の形状と大きさにより、蒸らし時間は2~7分。緑茶や白茶は70度の温度設定。
・Paris-Singapore Tea:チェリーとベリーの香り着けをされた中国の緑茶。
淹れても香料が半減することなく、しっかりと香り、苦みもエグ味もなし。その割に50g560円と良心的な価格。
・English Earl Grey:キーマン紅茶ベースのアールグレイ。
苦みと渋みは無し。キーマンの煙たさも無い。ベルガモットの香りがとても強いので、ベルガモットの強いEGを求めるなら良い。50g560円。
・Singapore Breakfast Tea:ジンジャー、シナモン、クローブ、オレンジ、バニラの着香をされた中国の緑茶と産地不明の紅茶のブレンド。
香りも味もスウェーデンによくあるジンジャークッキーそのもの。緑茶の味は薄く、ジンジャーの香りの主張が最も強い。50g700円。
・Lajian Supreme:イランの紅茶。
BOPF。水色はウバ並みに濃い。どれかと言われればキャンディーに最も近い味でさっぱりしている。少々土っぽい香りだが苦みと渋みはない。50g560円。
・Royal Morrocan Tea:ミント、ミルラ、ジャコウの香り着けをされた中国の緑茶。
ミントが控え目の主張なので歯磨き粉ティーが苦手な人にもおいしく飲めると感じる。ムスクとミルラのコンビネーションは他のどこのメーカーも出していない着香。アイスティーにぴったり。50g700円。
・Polo Club:キャラメルの香り着けをされた中国の緑茶。
緑茶だが茶葉が茶色い。きっとキャラメル香料のためだと思われる。苦みは無いが渋みがややあり。緑茶とキャラメルといった奇抜な組み合わせだが、たまに飲みたくなる。50g560円。
・Pai Mu Tan:中国の最もメジャーな白茶(白牡丹)。
価格相応の品質。渋みと苦み無し。コクなし。香りが弱くて繊細。紅茶とも緑茶ともウーロン茶とも異なる味と香り。あえて言うならダージリンFFをすごく薄めて渋みを取った感じ。50g790円。
・White House Tea:ローズとベリーの香り着けをされた白茶。
ベリーの酸っぱい香りが目立つ。若干の甘味はあるが着香されていない白茶の方がおいしく感じた。50g1490円。
・Emerald River Tea:カメリアとほかの花の香り着けをされた中国の緑茶。
フレーバード緑茶は相変わらずの良質な安定感。渋みと苦みが無い。カメリア、日本名の椿は甘い香りだが、他の普遍的なな紅茶の着香によく使われる花(ローズやジャスミンなど)とは全く異なる独特な香り。50g550円。
・Geisha Blossom:ももとパションフルーツの香り着けをされた中国の緑茶。
淹れると香りが半減する。アイスだと香りの強さは変わらない。香りにクセがあり、合成香料とわかる。緑茶は渋みがややある。50g650円。
飲んだ茶類をいくつか抜粋してまとめました。総合的に、TWGは珍しい産地の紅茶や緑茶を販売しており、価格が良心的です。着香茶の香りの強弱は商品によって異なります。淹れると香りが半減するものや、変わらずにしっかり香るものなど。
最も日本で知名度を誇る紅茶メーカーよりも低価格で良質な茶葉を多数取り揃えているので、公式通販サイトを作ったり、広告に注力をすれば日本市場でもかなり売れるのではないでしょうか。
2018年4月
値上げしましたね。3、4年ぶりにtwgの着香茶を飲んでみると、そこまでとは感じなくなっていました。ここよりもジョルジュキャノンやダマンフレールの方が好みなんでしょう。