マリアージュフレールのアールグレイは季節限定販売を除き、約20種類もあります。
アールグレイの香り「ベルガモット」が使われているフレーバーティーを含めれば、ぐっと数字は跳ね上がるほど、たくさんのフレーバーティーを取り扱うマリアージュフレール。
飲めた範囲内での個人的な感想をまとめました。
緑茶やダージリンFFは低めの湯温で、蒸らし時間は茶葉の大きさや種類によって2分~4分。150mlの湯量に3gの茶葉に軟水で淹れてみました。
●アールグレイ・ドール
ゴールデンチップが含まれたアッサムベースのアールグレイ。ベルガモットの香りが主張しつつアッサムの味が渋くて強いので、アールグレイをミルクティーで飲みたいときに。
●ロワ・デ・アールグレイ
中国・ユンナンベースのアールグレイ。ユンナン独特の力強さが際立つので、ストレートで楽しみたいアールグレイ。ベルガモットとあっている。
●アールグレイ・インペリアル
春摘みダージリンベースのアールグレイ。茶葉がファーストフラッシュなので、緑色がかっており、軟水で淹れたときの水色が黄色。アールグレイの香りが最も強い。けれども、春摘みダージリンの味わいもあり、淹れ方によって渋みの調節もでき、お茶単体で楽しめる。
中国茶葉ベースのアールグレイにラベンダーがブレンドされている。スタバのラベンダーアールグレイが好きだった人は好みだと思う。ベルガモットも香りけれどもラベンダーの方が際立つので好みが分かれそう。
●グラン・アールグレイ
シルバーチップが入っているベースがセイロンでベルガモットの香りがインペリアルの次に強いように感じる。20種類もある中でベルガモットの香りの強さの順位は細かくつけられないけれども、「アールグレイ」らしく紅茶の味もきちんと味わえて、ベルガモットの香りが際立ち、アイスティーにしてもホットでもおいしい。
●アールグレイ・フレンチブルー
フレンチサマーティーの銘柄にもある「アールグレイ・フレンチブルー」。グラン・アールグレイのベルガモットと違う香り。青いコーンフラワーがブレンドされているので視覚的に楽しめる。
●アールグレイ・ウーロン
台湾の烏龍茶ベースと言われたが、こんなに粗い作りの台湾烏龍茶があるんだあと思った。ベースの茶葉は焙煎が強めで茶色い。ベルガモットの香りが負けてしまっている。
●アールグレイ・センチャ
センチャと名前がついているけれども、中国の緑茶ベース。低温で蒸らし時間を短めで淹れないと苦みがでる。青々しい味ベースなら、こちらよりアールグレイ・インペリアルを選んでしまう。
●アールグレイ・デテイネ
ベースはセイロンの茶葉。デカフェ独特のやや苦みがあるがカフェインが気になるときに。
プーアル茶ベースのアールグレイ。プーアル熟茶の独特の味が強く、そこにベルガモットの香りが加わるともっと個性が強くなる。
●ブレックファスト・アールグレイ
味が強めのセイロンティーベース。ヌワラエリヤとキャンディ以外のどこかかな?渋みと紅茶自体の味が強く、アールグレイの香りも強め。渋みが苦手なので、ミルクティーにすると飲める。
●アールグレイ・ハイランド
飲んだことがないので不明。高地の茶葉がベースのアールグレイ。茶葉を見る限り、緑色、茶色、黒などの様々な産地の茶葉がブレンドされている。
●イングリッシュ・アールグレイ
キーマンとダージリンベース。水色が濃いのに紅茶の味は色ほど強くない。このベルガモットは甘味が若干あるように感じる。
●アールグレイ・シルバーチップス
キーマン茶はベースでシルバーチップが少々ブレンドされている。シルバーチップ自体味がとても薄いので、美味しいけれど視覚的に楽しめる。
こちらもキーマンベースのアールグレイ。香りも味もスタンダードで毎日の常飲用によさそう。
●スモーキー・アールグレイ
ベースはラプサンスーチョンで、かなりスモーキーでアールグレイの香りがかすかに香る程度。よく言えば渋い男性的なスモーキーな香り。ラプサンでも煙たいのと煙たくないのに分かれますが、アールグレイ好きな方より、煙たいラプサン好きで冒険してみたい方にお勧めです。
●ルージュ・アールグレイ
ルイボスベースのアールグレイ。たまにルイボスティーと紅茶を混同させてる人がいますが、紅茶とルイボスティーは植物そのものが異なります。紅茶の木にはカフェインが含まれているけれど、ルイボスには含まれていません。ルイボスはノンカフェインの紅茶ではないですよ。
このアールグレイは紅茶ベースほど強く香りが残らなく、ルイボスは香りが飛びやすいので開封後は早めに消費した方が美味しく飲める。
アールグレイの正体、大まかに言えば「ベルガモット」という香料。アールグレイが好きな方やお茶系香水が好きなかたはこの香りが好きなのかも、と思いました。